【くじゅうの歩き方】くじゅうの冬にチェーンは必要か?

九州の屋根と言われているくじゅう連山。標高1700m級が9座あり、3シーズンはたくさんの登山客で賑わいます。
「くじゅうは好きだけど、冬の登山はお休みします」という方がたくさんいますが、原因のひとつは路面凍結です。
特に12月から2月は、九重インターや瀬の本までは大丈夫だけど、途中で路面凍結して動けなくなる車が少なくありません。

≪写真は寒波が来て凍結している、やまなみハイウェイ長者原≫

九州は標高が高く山沿いエリアに住んでない限り、1年中ノーマルタイヤでOKです。
なので、山間部で生活している方やスキーや冬山が趣味の方で冬用タイヤを装備する人以外は、登山口までの足がない状態になります。

登山ガイド時に、よく質問があるのが「来週末は、長者原までならノーマルでもOKですか?」
答えは、「寒気の状態によって変わりますので、前日まで何とも言えないんですよ。」となります。
一番冷え込む、1月後半から2月前半でも、寒気が遠ざかっていると牧ノ戸峠もまったく凍結なし。という日もあれば
3月なのに、寒波到来で朝晩は路面凍結してスリップしたということもあります。
また、スタートは凍結なしだったのに、下山したら道路が真っ白になってた。なんてもこともあります。
その時の気温変化、前日までの雨・雪の状態、日照状態、部分的な個所(橋の上など)で大きく変わるんですね。

次に、九重、湯布院、大分方面から長者原、牧ノ戸に向かう方。
どの道が一番安全ですか?という質問もあります。
これは、生活道路である県道40号線(九酔渓)と答えています。
13曲りはかなりの急勾配なのでスリップしそうですが、除雪車も定期的に入りますし通行台数が多いので
早く融ける状態になります。ただしアイスバーン状態になると四駆でも軽自動車は登れない場合があるので注意です。
湯布院方面からのやまなみハイウェイや四季彩ロードは意外と上り下りがあり、日が当たらない場所は長い時間凍結します。
運転に自信がない方は、ちょっと遠回りでも九重インターから九酔渓コースをお勧めします。
大分県の冬用タイヤ規制情報はこちらから最新情報が入手できます。

※2021年10/1現在,県道40号線(九酔渓)の通行止めは解除されました。

阿蘇くじゅうエリアだけでなく1,000mを越す山間部などに登山に行く際は
タイヤチェーンをいつでも装着できるように、常時車に載せて置くのがベストということになります。

ただし、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤを付けても凍結時のハンドリングやブレーキを誤ると
前の車に追突したり、側溝に落ちたりしますので、運転技術も必要です。

それから路面がアイスバーンでツルツルになっているときは、スタッドレスタイヤでも四駆じゃなければ坂道を登れない場合もありますので、要注意です。

でも、やっぱり冬山には行きたいという方は、私がガイドしているくじゅうネイチャーガイドクラブの
法華院温泉山荘泊イベントでは、ノーマルタイヤでいける所から山荘の車が送迎してます。(厳冬期のみ)

【結論】

・冬季の牧ノ戸登山口までの道は基本冬タイヤ装備が必要。

・ただし、寒波の状況によってはノーマルタイヤでも行けるときがある。

・凍結してなくても朝夕冷え込んでいるときは、日影やカーブの部分的な凍結に注意する。

・スタッドレスタイヤでもアイスバーンの状態では四駆じゃないと坂道を登れないことがある。

・ネットから最新道路状況を見て行動しましょう。

《参考情報》

【くじゅう連山】2021年 冬山登山に挑戦しませんか。

冬山イベント情報はこちらから

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ROUTE11プロジェクトとは

阿蘇、くじゅう、由布院、別府をつなぎ、絶景を走る道、ROUTE11(やまなみハイウェイ)。国立公園でもあり雄大な自然に囲まれたこのエリアは、訪れるたびに心と体が軽やかになっていくのが実感できる場所。素朴で雄大な自然の中に身を置いて、風の音と鳥の声を聞きながら、気持ちが洗われていくのを感じる。そんな場所と時間を、イベント企画や登山ガイド、オリジナルグッズなどを通して、もっとたくさんの人に知って、感じてほしい。都会と自然の架け橋を目指す、地域活性化プロジェクトです。